母親の大切にしていたグラスを壊してしまった俺は、
その罰として、母親が趣味でやっている日曜バレーの集まりに、
雑用として一定期間奉仕されられることになってしまった。
でももしかしたらその中に若い人妻とかお姉さんが混じっているかもしれないじゃないか!
……という一縷の望みを持って出てきたものの、
いかにも典型的なオバサンしかおらず、欠片でもお姉さん的要素を残している人は全く見当たらない。
毎週これにつきあわないといけないなんて…………もうこのまま脱走してやろうか。
「…………ん? あれは…………」
何故かオバサンの群れの中に健康的な褐色の肌、そして金色の頭髪。
遠目で見てもあの身体のライン……実際かなりスタイルがいい。
身長は高めだけど全体的にだらしないところがなく、かなり引き締まっていて、まるでモデルのよう。
でも、出るところだけは出ていて、特にその胸の大きさが明らかに日本人離れしている。
少し歩いているだけでも目立ちそうなのに、こんな女の人が近所にいたことに気づかなかったなんて。
そんな風に見とれていると、歩み寄ってきたその外国人女性は、いきなり俺の顔を柔らかな胸で抱きしめた。
「ワタシは幸田ディアナって言いマス、ヨロシク♪」